2014年5月24日土曜日

ウキの考察 1/3 (パイプ形状)

どうもです。

週末つり人です。

今回は中通しウキのパイプ形状についてです!!
自分の中でも迷いがあるので、
簡単にまとめてみたいと思います。


①パイプ形状による糸落ちスピードの違い

基本的に言う糸が落ちる速度というのは、
水中での引っ張る力と
水面より上からの引っ張る力の
引き算で考えます。


次に、パイプの抵抗を考えた場合、
単純に径が大きければ大きいほど
糸落ちがよい傾向があります。

これは、
ラインが入る角度と出る角度を考えて下さい。

できるだけまっすぐな状態を保つことができる
大穴のほうが糸落ちがよいのは
イメージとして想像できると思います。


ストレートパイプは
オールマイティな標準となります。


上絞りパイプは、
潮の流れが速いとき糸落ちがよく、
風が強いときは糸落ちが悪くなりがちです。
これは、風でラインがあおられることで、
角度がついてしまい抵抗が大きくなるためです。


逆に下絞りパイプは
風が強いとき糸落ちがよく、
流れが速いときは悪くなります。
上絞りと同様の状態が水中で起こっていると考えて下さい。


この双方のメリットを兼ね備えるのが中絞りとなります。




 ②形状によるあたりの出方の違い

高重心タイプでパイプを上絞りにしている場合、
ややフラツキながら沈むことが多いようです。
結構な抵抗があるのかもしれません。

これは、ウキを浮かべて、
上から指で押さえたとき、
ウキが指先から逃げようとすると思います。
これと同じ現象が起きているということです。

ウキ内部でウキ止めが止まる構造が人気ですが、
これは上記現象を抑えるための方法となります。

ただ、低重心の場合、
誘いをかける場合糸が抜けにくくなるのが難点といえば難点です。




 ③中絞り・下絞りのメリットデメリット

上記①②の説明とも重複しますが、
中絞りは糸落ちについては両方のメリットを兼ね備えていますが、
アタリは非常に出にくくなります。

その場合は、
中絞り部分の径を小さくするか、
長さを長くすればアタリと糸落ちのちょうどよい
地点を探すことが出来ます。


下絞りのメリットは、
強風下での糸落ちがよいこと、
ウキ止めがウキ中に入ることでウキが沈むときに安定しやすいことです。
デメリットしては誘いをかけたときに、
ウキが動きやすいですので、
竿先を横に引くのではなく、
いったん上に上げ、
ラインを抜いてから穂先を動かして誘いをかけるとよいでしょう。


ウキの安定性、アタリのスムーズさから、
やはり、下絞りをオススメしますが。
好みの問題、自分の釣り方に左右されますね~!!



次回は、『ウキの重心について』

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